看護学部生シアトルボランティア記

日本で看護を学ぶ大学生が1ヶ月アメリカワシントン州シアトルの高齢者施設でのボランティアの経験とその生活模様を綴るブログです。

分業分業!

ボランティアが利用者、及びレジデントに対してできることは決まっています。

話をしたりアクティビティを行うこと、外出などに付き添うことなどです。

日本であればごはんの時間にボランティアが配膳をするのは当たり前ですが、こちらではごはんを入れるのも(作るのは含まれない)、配膳するのも、資格が必要です。例えば利用者さんが肉を切るのがしんどいから細かく切ってくれというのにも、その資格がないとできません。だから何かあるとその都度その資格を持っている人を呼ぶことになります。時としてとても面倒に感じます。

デイサービスのアクティビティは、介護士ではなくアクティビティ専門の方達が行います。

では、介護士は何をするかと言うと、車いすにきちんと座れていない方の体位を直したり、車いすの方のトイレの介助をしたり主に”介護”と呼ばれることを行います。

ではでは、看護師は何をするかと言うと、日本と同じですがデイサービスの際には身体に異常があったりする場合のみに出番となります。基本的に目に見えるところには配置されていません。異常があるときに電話で施設内の看護師を呼び出します。

これはひどい例ですが、ある看護師に車いすの方のお手洗いのアシストを頼むと介護士を指してあちらに頼んでという方も少なからずいるそうです。

仕事を作るための分業なのか、特定のことにフォーカスして専門性を高めるためなのか、まだ何かよくわかりませんが、なんだか慣れない者にとっては時としてもやもやすることもあります。