看護学部生シアトルボランティア記

日本で看護を学ぶ大学生が1ヶ月アメリカワシントン州シアトルの高齢者施設でのボランティアの経験とその生活模様を綴るブログです。

高齢者の外出の価値

今日はManor(Assisted Living / Kokoro kai)の方で居住者の方達とOuting(車に乗ってちょっと遠出)へ行ってきました。

ちなみに居住者がいるところで写真は撮れないので今回の写真はネットからひっぱってきたものです。

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行き先はBellvueのBotanical Gardenです。そこはどことなく日本の香りのするとても素敵な場所でした。全てがバリアフリーになっていて、車いすも難なく押して歩くことができました。と言っても車いすは万が一の時のために持って行っただけで、みなさんご自分で歩いていました。

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8名ほどの参加者に対しスタッフは1名、あとは3〜4名のボランティアでした。30分程かけてそこまで行き、1時間程歩き、また30分程かけて帰りました。

私からするとたった1時間の外出では物足りない気がしたのですが、参加者の方は皆とても喜んでいました。

毎日代わり映えのしない場所で生活することと、少しでも外出の機会があることの違いを感じました。

往復1時間、滞在1時間の計2時間ですが、皆さんと一緒に歩いて話をして、帰ってランチを食べてそこでの思い出話をして、生活の中の少しの楽しみが心にどれほど良い影響をもたらすのかを実感しました。それは何もお金をかけてすごいごとをする必要がある訳ではないことも今日知りました。日本に帰ったら祖父母と近所に散歩に行こうと思いました。