看護学部生シアトルボランティア記

日本で看護を学ぶ大学生が1ヶ月アメリカワシントン州シアトルの高齢者施設でのボランティアの経験とその生活模様を綴るブログです。

ボランティアの需要と供給

ボランティアをして1週間が過ぎました。

私が行っている2つの施設では両方ともとっても多くのボランティアの方々が働いています。そして皆さんとってもよく働いています。ボランティアもスタッフの方もほぼ同じネームタグをつけているので、初めのうちはどなたがスタッフでどなたがボランティアなのかも見分けがつかなかったです勤続25年のボランティアの方もいます。というほどに両方の施設の中でボランティアの存在はとても大きいです。

仕事をしながら、

もしもボランティアがいなかったらどうするのか?

どのようにして膨大な数のボランティアを集めているのか?

(ボランティアコーディネーターの方が相当やり手なのだろうか・・・?)

という謎がわいてきました。

Keiroの方にはボランティアルームがあり、ボランティアコーディネーターの方のオフィス兼ボランティアの休憩所になっています。

そこには膨大な量のボランティアの名札がかかっています。中にはセラピー犬の名札まであります。笑

ボランティア募集の紙にも施設及び団体がどういう仕事を行ってくれる人を必要としているのかが明確に明記されています。これは当たり前のように感じますが、日本の施設ではひとくくりにボランティア募集と抽象的に伝えられ、意外となされていないことなのではないだろうかと感じます。

ボランティアをしたい方と、仕事をうまくマッチングさせるにはボランティアコーディネーターの存在は不可欠だなとこちらに来て自然に感じるようになりました。

また、ボランティアの方の中には月に何回か1時間、2時間という方もいます。だけどピンポイントでとてもいい仕事をなさっています。

少ししか参加できないから何もしないのではなく、少しでも手伝えることがあればする、という姿勢と、その受け皿の存在の両方の大切さを知りました。